相続する前に話し合いたいこと
空き家の多くは、両親が住んでいた実家です。
介護施設へ入居、子と同居、または死亡を機に空き家になってしまうケースがほとんどです。
そして、空き家を放置するとあっという間に建物は傷み、相続問題は放置すると子から孫へと相続関係がふえ収集がつかなくなるなど様々な問題が起きてきます。
そうならない為にも、最初に誰が管理するのかをきめ、また両親が健在のうちに話し合いすることが大切です。
実家を活用するまでの間、空き家にしてしまうと建物の劣化は進み、倒壊が進み衛生面の問題が発生します。
また、草が生い茂るなど景観を損ない、放置することで不法侵入者が住みつくなどトラブルが起こります。
管理については、実家の最も近くに住んでいる子供が管理を行うケースが大半で、親の介護も同じ人がされている場合がほとんどです。
そのため、一人に介護負担と空き家管理の負担が集中してしまう事があります。
他の兄弟と責任を分担したり、訪問介護や空き家管理代行サービスを利用するなど、負担をどう軽減するかが重要なポイントです。
一人に負担が集中しないよう管理についても話し合いましょう。
また、相続トラブルになりやすい原因は親の気持ちを代弁した行為です。
兄弟の中で、一人は売却したい、また一方では親の為に売却したくないなど主張しあいまとまらないケースです。
例えば、売却してお金で幸せになってほしいのか、その実家を守り続けてほしいのか、きちんと子供に伝えておくことで兄弟同士で長期化のトラブルにならないよう防げます。
親が意思を伝え、また子供からも実家をどうして欲しいのか確認しておくことが重要です。
エンディングノートの作成、兄弟全員を集めた家族会議などを行う事で、相続トラブルを防ぎましょう。
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