空き家を相続…まず最初に行うこと 2

前回の空き家を相続…まず最初に行う事1では、登記の必要性をお話しし
登記を放置すると相続人が増え続ける話で終わりました。

登記を放置することで起きる問題とは相続人が増え続けることです。
付き合いのある親戚関係を考えてみましょう。両親のきょうだいの子供、いとこなら名前と顔が分かる人は多いかもしれません。
祖父母の兄弟の子供はどうでしょう?
全く知らない人が多いのではないでしょうか?

登記名簿が祖父母のままになっている場合は、相続人はいとこまでの範囲で収まるケースが多いです。
曾祖父母の名義になっている場合は、祖父母の兄弟の子供や孫までが相続人になる可能性があります。
従って、遺産分割協議にあたって、親しくない人に手続きを説明し、内容を理解してもらって、納得してもらわなければならないのです。

総父母名義の不動産については、相続人は多くても10人ほどかもしれません。曾祖父母名義の場合は大変です。下の代の祖父母の兄弟が3人、親の代が3人、子供の代がそれぞれ3にんずつと仮定しても、相続人は27人になります。しかも、ほとんどが付き合いのない人でようから、連絡を取るだけでも大変です。

相続人がそれだけの数になると手続き費用も高額になりますから、空き家にそれを上回る資産価値がないと、手続きをするメリットもなくなります。
放置した期間が長いほど関係者が増えてしまうため、早目に対処しましょう。
  
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