空き家活用の事例 不動産を残された方の事例04
不動産を残された方の活用事例
実家を相続したが、狭小地のため買い手がつかない
- 空き家でのお悩み
- ●適正な売却額がわからない
- ●どこに売却できるのかわからない
- 所有者ご本人
- 建物:一戸建て
- 建物面積:41.32㎡
- 敷地面積:54.45㎡(道路後退後44.77㎡)
- 築年:55年
空き家活用サポートメンバー
- 司法書士
- 土地家屋調査士
- 宅地建物取引士
- 不動産会社
空き家活用前の背景
■実家が空き家になり、売却を決意するが老朽化と狭小地ということで買い手がつかなかった
2年前に所有者である父親が亡くなり、1年前に母親が介護施設へ入ったため実家が空き家になってしまった。母親が戻ってくる予定もなく、実家の売却を決意。
ただ、いざ不動産会社を周ったところ、築年数が古過ぎるのと敷地が狭小の上、再建築をすると道路後退が発生しさらに小さくなってしまうことで買い手がつきにくいことが判明。
実際に買取業者が現れても、相場よりもかなり安価な金額を提示されてしまった。
また、ご自身の住居が遠方とのこともあり、空き家になってしまった実家の管理ができず、雑草が伸び放題になってしまい、ゴミが捨てられるようになり、ポストのチラシも溢れ出す状態となってしまった。
そのため、周辺住民からも苦情が入ることも増えてきたが、建物内の雑貨類や残置物を整理することもできず、できれば残置物がある状態での処分を希望されていた。
空き家ゼロ推進協議会からのご提案
■まずは権利関係を確認し、遺産分割協議書の締結をご提案
空き家ゼロ推進協議会が配布している空き家のチラシを見てお問い合わせを頂きました。
ご要望を伺い、まずは権利関係の確認を行いました。父親(被相続人)の相続人は母親、ご兄弟お二人の計3名であることがあり、まずは比較的自由に動ける方に対して権利関係が整うよう、司法書士に相談して遺産分割協議書を締結することをご提案致しました。
母親が施設に入っているという状況ではありましたが、判断能力が衰えているわけではなく、念のため司法書士の立会いの下確認をしてもらいましたが、遺産分割協議書の締結には問題ない状態でした。弟様もご長男様への権利の一存に反対はなく、スムーズに相続登記を終えることができました。
■ご自身で探していたより2倍の査定額での売却が完了。残置物も同時に処分ができた
空き家ゼロ推進協議会が提携している不動産会社様にお声かけをしたところ、狭小地の活用を得意とした建売業者様が見つかりました。
当初、不動産会社を周っていた際に提示された金額よりも約2倍程度の査定額を提示され、さらには残地物の引き取りも買主側で行うという好条件で売却契約を締結することができました。
空き家活用サポートメンバー
- 司法書士
- 遺産分割協議案の取りまとめ、協議書締結
- 土地家屋調査士
- 測量、境界確定
- 宅地建物取引士
- 契約書作成、重量事項説明
- 不動産会社
- 各種調査、価格査定、買取り、残置物の引取り
ご相談者の声や解決後のお話しなど
■迅速かつ丁寧な説明を受け、とても満足のいく解決となった
最終的にはまったく想像もしていなかった金額で売却することができた。遠方ということもあり、早く処分できればと思っていたが、遺産分割協議から境界の確定業務まで大変スピーディーに対応して頂けた。希望していた残置物の処分もまとめて任せられたので、満足のいく対応だった。スケジュールや売買契約の内容については、遠方まで足を運んで説明をして頂けたのが有難かった。