空き家活用の事例 不動産を残された方の事例01
不動産を残された方の活用事例
相続した借地の一戸建てが心配。将来のことを考えるとしっかりと所有権を獲得したい
- 空き家でのお悩み
- ●将来の不安を解消したい
- ●資産価値の向上
- ●借地でなく自分のものにしたい
- 所有者ご本人
- 建物:一戸建て(借地権)
- 建物面積:61.87㎡
- 敷地面積:67.67㎡
- 築年:44年
空き家活用サポートメンバー
- 司法書士
- 土地家屋調査士
- 宅地建物取引士
- 不動産会社
空き家活用前の背景
■財務省が底地権者の物件。賃借人が退去せず、なかなか買い手が見つからなかった
5年前に母親、1年前に父親が亡くなりご兄弟2人で1/2ずつで、現在居住している借地と商売用の倉庫として利用している一戸建て(所有権)を相続。
自身もすでに高齢であるため、何かあった時が心配。そこで居住している不動産が借地のままでは、この先相続しづらいことや売却しても資産価値として劣ってしまうことから、底地の購入を検討。底地権者は財務省であり、払い下げの申請をすれば所有権化が可能であることが分かった。
ただ、提示された金額(路線価格等を基準に算出)をキャッシュで持っているわけでもなく一度は断念。
同時に相続した、商売用の倉庫として利用している一戸建て(所有権)の売却を検討したが、当時は普通賃貸借契約を締結している賃借人が居住しており、そのままの状態で買い取ってくれる買い手がいなかった。
空き家ゼロ推進協議会からのご提案
■まずは底地権を購入。借り手が住んでいるままの状態でも無事に売却が完了
空き家ゼロ推進協議会が主催している空き家セミナーにお客様がご参加されたのがきっかけで、ご相談をいただきました。
ご兄弟での相続や、賃貸借契約を締結しており賃借人が居住していることなど、上記の状況をお伺いした上で、まずは再度底地権価格について財務省へ確認をしました。次に賃借人付の一戸建て(所有権)を保有資産として買取を検討してくれる不動産会社を探し、価格査定を行ってもらいました。
通常、賃借人付の不動産は事業として将来的に一戸建ての分譲、アパート開発等を行うために、立退き費用を事業者は算出しているため、相場よりもかなり査定額が落ちてしまうのが一般的ですが、ご紹介した不動産会社は保有前提で退去後事業化できればというスタンスだったため、ほぼ相場に近い金額で買取が可能となりました。
結果、財務省から無事、底地権を購入することができ、さらに売却費用が残りました。
空き家活用サポートメンバー
- 司法書士
- 所有権移転、抵当権設定登記
- 土地家屋調査士
- 測量、境界確定
- 宅地建物取引士
- 契約書作成、重量事項説明
- 不動産会社
- 各種調査、価格査定、買取り、払下げ助言(財務省)
ご相談者の声や解決後のお話しなど
■不動産売却の経験もなく不安だったが、早期に解決することができた
初めての不動産売却であり、さらに財務省=国を相手に底地を購入するという、通常の不動産売買ではあまりない事例と伺って不安が多かったが、一つ一つの順序を細かく説明してもらい、都度一緒になって取り組んで頂けたため、想像より早く望んでいた通りになった。