空き家活用の事例 その他の事例02
その他の事例
廃業により工場兼居宅の売却を考えている。より高く売るにはどうしたらいいか?
- 空き家でのお悩み
- ●どうすれば高く売れるか
- 所有者:ご本人
- 建物:一戸建て/工場
- 建物面積:
- 築年:
空き家活用サポートメンバー
- 空き家相談士
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- 不動産会社
- 自治体
空き家活用前の背景
■廃業しても、工場を所有していれば税金がかかる。それとも手放さない方法はあるか?
ご相談者様は婚式の和装に合わせるカツラを造る、町工場の職人の方でした。近年は結婚式を行わない夫婦が増加していることや、大手メーカーにお客が取られ、受注が少なくなっていた。昔は数十人雇っていたが、今はご自身もご高齢のためそろそろ廃業しようと考えていた。
所有している工場兼居宅も、所有しつづければ固定資産税、都市計画税がかかる。数年前に離婚し、子供もいなかったため相続人もいない。廃業して不動産を売却し、一人旅や趣味のゴルフにお金を使うことが一番か、それとも手放さずにいい方法なんてあるのか…?と考えていました。
空き家ゼロ推進協議会からのご提案
■さまざまなご提案を行い、売却を選択されました
工場兼居宅だったため、敷地が広く、敷地の一部売却や更地でのパーキング運営等、昔から過ごしたこの地に残り続けられることができる選択肢も合わせてご提案をさせて頂きました。
その中からご相談者様が選択されたのが、売却でした。さらに、空き家ゼロ推進協議会でご提示した高く売る方法を是非やってほしいとご依頼を頂きました。
■高く売るためには、各役所や自治体の助成金を上手く利用すること
高く売る方法とは、役所の助成金を上手く利用することです。現在、空き家問題が表面化され、多くの自治体は空き家対策のために様々な助成金制度を設けております。対象物件のある自治体では、空き家に対して、解体助成金を全額出しており、空き家対策を行っておりました。
ご相談者様は、1年ほど前に近くのアパートにお引越しされており、用事がある時だけ工場へ行っていたことや、今後仕事での利用、居住の可能性が無いため空き家として認定されました。
売却する土地に古屋があるかないかでどれほど売買金額が変わるかというと、まずは解体費用分。この建物の解体費は見積りを取得したところ、約350万程度でした。
さらに、売却先も助言をさせていただきました。例えば戸建分譲業者等の買取不動産業者であれば、更地で買取ることができれば直ぐに事業を行えること。 古屋付きで購入し解体中に問題が発生する等が無いことから、買取査定のアップを期待できます。
後日ご相談者様に伺った話では、結果的に古屋付きの状態と比べて500万~600万程度高い金額で売却することができたそうです。
自治体によって助成金の内容は異なります。空き家ゼロ推進協議会では、各自治体の助成金についてはもちろん、ご相談者様と一緒に役所へ出向き、申請のお手伝いまでさせて頂きます。
空き家活用サポートメンバー
- 空き家相談士
- 権利整理、全体計画、工程管理
- 宅地建物取引士
- 契約書作成、重量事項説明
- 不動産会社
- 各種調査、価格査定、仲介
- 自治体
- 助成金
ご相談者様の声や解決後のお話しなど
■最終的に想像以上の売却金額で売却ができた
様々なご提案を頂き、多くの選択肢を持たせてもらい、本当に嬉しかったです。
最終的に想像以上の金額で売却することができ、不安だった今後のお金の心配も解決できました。