DIY型賃貸借をご存じでしょうか?(後編)
前編はDIY型賃貸借のご説明、メリットを、中編では、DIY型賃貸借で行える改修、取り決め事項のポイントをご説明させて頂きました。
最後の後編ではDIY型賃貸借の手順についてお話しさせて頂きと思います。
・DIY型賃貸借の5つのステップ 借主はどうやって物件を探すのか?
① 物件検索・事前準備
不動産会社の店頭や不動産情報サイトなどから、DIY工事可能な賃貸物件を探し、
実地可能な工事内容を確認します。
② 契約
賃貸借契約時に、DIY工事の申請をして、貸主から承諾を貰い、合意書を取り交わします。
③ DIY工事
借主がDIY工事を行う、必要に応じて専門業者へ発注することもあります。
④ 入居中の管理/入居中のDIY
DIY工事部分は、借主が管理・修繕を行います。入居中にDIY工事を希望する場合は貸主へ相談します
⑤ 明渡し時
明渡しに際し、DIY工事部分の原状回復義務をなしとすることもできます。
以上が借主はどうやって物件を探し契約をするかの流れになります。
借主と話し合う機会があるので、事前にしっかり検討することでリスクが回避できると思われます。
・DIY型賃貸借の手順
最後のお話になるのですが、上記の5つのステップごとに小規模なDIY工事を例に紹介します。
例 借主がDIYをして棚を設置し、明渡し時に原状回復を不要としたケース
取決め事例のケース
費用負担者 工事実施者 所有権の帰属 原状回復義務 明渡し時の清算
借主 借主 借主 なし なし
貸主の場合
① 物件募集・事前協議
□DIY工事可能として入居者を募集
□必要な情報を提供(図面や修繕履歴など)
□DIY工事内容や原状回復などの取決め事項について借主と協議
② 契約
□賃貸借契約書の取り交わし
□借主が希望するDIY工事の内容が記載された申請書に対し、承諾書を交付
□合意書の取り交わし
③ DIY工事
□立会確認
□DIY工事の予定箇所を写真にとるなどして保存
□DIY工事が申請書通りの内容かどうかチェック
④ 入居中の管理/入居中のDIY工事
□DIY工事部分以外の管理・賃貸借契約の実施(一般的な賃貸借契約と同様)
※借主が入居中にDIY工事を希望した場合は①のDIY工事内容と原状回復の取決めを協議
⑥ 明渡し時
□立会確認(必要に応じてDIY工事部分の費用清算を行う)
借主の場合
① 物件検索・事前準備
□不動産会社店頭や不動産情報サイトなどでDIY工事可能な賃貸物件を探す
□貸主や管理会社に実施可能なDIY工事を確認
□物件の内覧、具体的なDIY工事の検討、必要に応じて図面・イメージ写真等の準備
□DIY工事内容や原状回復などの取決め事項について貸主と協議
② 契約
□賃貸借契約書の取り交わし
□希望するDIY工事の内容を記載した申込書を提出し、貸主から承諾書をもらう
□合意書の取り交わし
③ DIY工事
□施工方法について専門業者への相談のほか、書籍やインターネットでの情報収集
□DIY工事前の立会確認や写真保存
□ホームセンター等で材料を揃え、DIY工事を実施し、写真保存
④ 入居中の管理/入居中のDIY工事
□DIY工事部分の管理・修繕の実施
(入居中のDIY工事を希望する場合はますは貸主に相談)
⑤ 明渡し時
□DIY工事部分は原状回復なしで明渡し時
□立会確認
□DIY工事部分が通常使用できる状態にない場合は補修
以上がDIY賃貸借の手順になります。
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